【Power Automate Desktop】で株探(Webページ)から株価情報を取得する方法

Power Automate Desktop

記事では、
Power Automate Desktopで株探から株価情報を取得する具体的な方法を解説しています

できること

今回は、株探というサイトから株式関連の情報を取得してExcelに転記する方法をお伝えします
株式に興味がなくても、自動化する方法や集計方法を他のWebサイトでも変わりはありませんので、参考にしてみてください

アクションの解説

作成したフローはこちらになります

簡単にまとめると、以下のような流れになっています
1.集計用のExcelを起動して、集計対象をデータテーブルに取得
2.株探サイトを開き、銘柄コードで検索
3.検索後、各種情報をサイト上から取得して、Excelに転記
4.2-3を集計対象分ループさせる

やっていることはシンプルではないでしょうか

1.集計用のExcelを起動して、集計対象をデータテーブルに取得

集計対象の銘柄コードをデータテーブルとして取得します

2.株探サイトを開き、銘柄コードで検索

具体的なアクションの解説は、画像の下を確認してください

株探サイトを起動

使うアクションは、ブラウザー自動化 > 新しいMicrosoft Edgeを起動
基本的に、初期URLに開きたいサイトのURLを入力するだけでOKです

検索窓に銘柄コードを入力

使うアクションは、ブラウザー自動化 > Webフォーム入力 > Webページ内のテキストフィールドに入力する
UI要素の追加で、検索窓の情報を取得して銘柄コードを入力します
銘柄コードは事前にデータテーブルで取得しているため、For eachでループさせて1件ずつ処理を行います
そのため、下図の通り入力する値は、For eachで生成された CurrentItem で設定します

詳細設定は基本的に変更する必要はありません
Webサイトの状態やフローの流れの中で必要に応じて調整してください

検索ボタンをクリック

使うアクションは、ブラウザー自動化 > Webページのリンクをクリック
UI要素の追加で、検索ボタンの情報を取得します
詳細設定は基本的に変更する必要はありません
こちらも、Webサイトの状態やフローの流れの中で必要に応じて調整してください

3.検索後、株価情報をサイト上から取得して、Excelに転記

具体的なアクションの解説は、画像の下を確認してください

単一の値を取得(企業名、終値)

使うアクションは、ブラウザー自動化 > Webデータ抽出 > Webページからデータを抽出する
アクションをフローに追加すると下図の設定画面が表示されます
この画面を表示した状態で、操作したいWebサイトを画面上に表示させると、情報の取得画面が表示されます

ガイドが表示されますので、取得したい情報、場所にマウスを移動させて、右クリックをするとメニューが表示されます
メニューの中から取得したい情報を選択することで、Webサイトからデータを取得することができます

今回の場合、要素の値を検出 > テキスト で終値が取得できます

テーブルレコードを取得(PER、出来高等)

使うアクションは、ブラウザー自動化 > Webデータ抽出 > Webページからデータを抽出する
単一の値を取得するアクションと同じです
違いは、Webサイト側の作りがテーブルかそうでないか、です
テーブルで構成されている情報は、Power Automate Desktopではデータテーブルとして表の形で取得することができます

必要な情報を全て取得したら、あとは必要な情報をExcelに転記してください
詳細な説明は省きますが、全体フローでExcelに転記している部分のアクション内容と先ほど取得したデータテーブルの形を比較していただければ転記はできるかと思います

4.2-3を集計対象分ループさせる

銘柄コードをデータテーブルで取得して、For eachでループさせています
CurrentItemという変数が生成され、その中に銘柄コードが格納されますので、検索窓の中にコードを入力する際に変数を使用しています

5.結果

Excelには、以下のような結果が転記されました
企業名に銘柄コードが付いていたり、日付に時刻が付いていたり、売買代金が〇百万円となっていたりと見づらい形になっていますので、必要に応じて処理しましょう

ポイント

  • ライブWebヘルパーの使い方には少し慣れが必要です
  • HTMLがわかっているとデータを選択する際、取得するデータの形を想定しやすいです
  • Webサイトから取得するデータの形に注意してください(単一の値か、表の形か)
  • 取得したデータをExcelに転記する際の記述の仕方にも工夫が必要です
  • データを集めた後、グラフ化などを検討する場合はExcelに転記する際データを整理してください

最後に

今回は株探サイトを例に情報の取得とExcelでの集計方法を具体的に解説しました
株式以外にも日々集められるなら集めたいと思っているWebサイトの情報はあるのではないでしょうか

同じような考え方で他のサイトでも使えるものですので、参考にしてください

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