【Power Automate Desktop】でタスクキル(Taskkill)を実施する方法

Power Automate Desktop

記事では、
Power Automate Desktopでタスクキル(Taskkill)を実施する方法を解説しています

できること

自動化のフローを実行する際、フローに影響が出ないよう事前にExcelやMicrosoft Edgeを閉じるという処理を入れることがあります
これは、RPAをスケジュール実行している環境だと、直前の処理の残骸が残っていたりしてフローが失敗することがあるからです

今回は、Power Automate Desktopでタスクキルを実行する方法を解説します

アクションの解説

使うアクションは、スクリプト > DOSコマンドの実行

今回は、ExcelとMicrosoft Edgeのタスクキル(強制終了)の方法をご紹介します

Excelのタスクキル(Taskkill)

DOS コマンドの実行で、コマンドプロンプトのコマンドを利用することができます
taskkillの使い方はネットを調べるといくらでも出てきますので、参考にしてください

▼アクションの詳細

taskkill /f /im excel.exe

Microsoft Edgeのタスクキル(Taskkill)

▼アクションの詳細

taskkill /f /im msedge.exe

ポイント

・自動処理安定化のための一工夫が大事だったりします
・プロセスによっては、回復や復元のポップアップやメニューが表示されるので、自動化フローに影響が出る場合は利用しないか、それ前提でフローを組む必要があります
・プロセスがハングアップする可能性があるものは事前に強制終了をかけておくと失敗する可能性が減ります

最後に

手動でRPAを動作させる場合は、自分で影響が出るものは止められますが、端末で自動実行している場合は毎回チェックはできません

スケジュールによる自動実行環境では、ひとつ前のフローの影響で失敗することがありますので、動かしながら影響が出そうなものは対処していきましょう

RPAは業務内容を把握して、自動化するための改善を行い、RPAを構築して運用する
運用が始まったら止まらないか監視して、止まったら対応や修正を行う必要があります
自動化といえば聞こえは良いですが、なんだかんだシステム部門に運用の負荷が降ってくるのが実情だと思います

ですので、監視の自動化や止まらないための工夫は大事だと考えています
何かの参考になれば幸いです

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